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2016.05.27

Den of GeekからTMNT制作陣インタビュー

前の新実写2の映画セット見学記事の続きで、制作陣へのインタビューが上がっていたので
またがばがば訳ですが訳しました。
元記事はこっちからどうぞー

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Teenage Mutant Ninja Turtles: making a sequel
Teenage Mutant Ninja Turtles: 続編を作るということ

Feature Matt Edwards
25 Apr 2016 - 05:46


1991年、Teenage Mutant Ninja Turtles 2: Secret Of The Ooze が上映された。 Teenage Mutant Ninja Turtlesの上映からちょうど一年後のことで、前作ん驚異的な成功に素早く乗った形だった。最初の実写映画はアメリカで興行収入1億3500万ドルを記録し、二作目のSecret of the Oozeは興行収入8000万ドルだった、続編の売上は前作の65%になるという古いルールをおおむね踏襲している。

Secret of the Oozeは前作とは全く違っていた。一作目はコミックからの影響がおおきく見られたが、二作目は当時のアニメシリーズのよりおバカで軽いノリが採用された。

今年公開される新実写映画の続編、 Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsの制作チームはこれと同じ変化を起こそうとしている。理由は違うが、同じことを繰り返そうとすらしている。

Secret Of The Oozeは前作が暴力的だったというクレームを受けて穏やかなものになった。1990年の Teenage Mutant Ninja Turtlesはシリアスなトーンと武術のシーンを呼び物にしたが、続編はおバカなノリで、戦闘シーンは歯ごたえがなくなっていた。1990年の映画は悪のフット団にひどくやられたラファエロが回復しようともがいていたが、1991年の続編映画ではタートルズたちは自分の武器を使うシーンすらなかった。子ども向けにしようとする強い意識があったとディレクターはDVDのコメンタリーで説明している。

言うまでもないが、このおバカな続編は魅力に欠けていた。おもしろいジョーク、重要な新キャラ、ヴァニラアイスのダンスシーンばかり取り上げていた。タートルズお気に入りのピザ屋さえあった。タイアップブランドのピザハットやドミノ・ピザを好む少年が出てくるような他の映画と違って、ニューヨークのRoy's Pizzaだ(実際にはRay’s Pizzaだったが権利の関係でRoyになった)。

Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsも同じ方向性にむかっているが、その理由は違う。 Den of Geekは2015年6月に映画のセットを訪れた。プロデューサーのアンドリュー・フォームは前作の制作経験から少し変えなければならないと感じたと言う。「シリアスな路線をひた走ることは簡単だ。けれども、彼らが4人の大きな喋って歩く亀だということを無視することはできない。それは無視できないんだ」。

それは新実写2作で広く使われているモーションキャプチャー技術につきものの難しさだろう。旧実写の特撮映画は大きなタートルズのスーツ(ジム・ヘンソンのクリーチャーショップから提供されたもの)に人が入って演技していた。観客にどう観えるのかがよくわかっていた。視覚的な手がかりがないと、最初は違和感がある。両作品のVFXを担当するパブロ・ヘルマンはこう説明する。「一作目は制作するなかでどんなキャラクターなのかを探ってきた。今回は、どんなキャラクターなのかということを我々はもうすでにわかっている」

一作目を制作する大変さはおそらく、セット見学にはいなかったマイケル・ベイプロデューサーが一番良くわかっているだろう。トランスフォーマーも手がけたマイケル・ベイはハリウッドのリポーターにこう述べている。「話をもらったあと…ディナーにステーキを食べにいった。それぞれマティーニも頼んだ。僕がドリューに携帯でメールを打つと彼はトイレに向かって僕もトイレに入った。小便器に向かう彼に、僕は『クッソ面倒なことになった!』と言ったんだ。僕はパラマウントにこうメールを出したね。『重大な問題がある。面白い脚本が書ける脚本家が今すぐ必要だ。映画はつまらないと困るけど下水管は途中で詰まっちゃ困るからね』。そういう勢いのあるトーンが必要だった。当たるかどうかなんてわからないしね」

Secret of the Oozeは外野問題に対応しようとしたが、Out of Shadowsは日和ったものではなくより面白い映画を作るために前作の反省点を活かそうとしている。

「二作目のトーンは最大のチャレンジだったが、制作にあたって本当に助けになった。一作目から学ぶことがあったからね」とプロデューサーのフォームは答えた。Den of Geekを含めた計17のジャーナリストグループに囲まれる中、彼は今作と前作の違いを説明してくれた。フォームは見学中にふらりと訪れたのだが、いつも誰かに話しかけられていた。彼がこの現場のリーダーであることは間違いなく、こんな大作を担っているにも関わらずプレッシャーは微塵も見せない。おおらかな雰囲気で、現場を楽しんでいるようだった。

「本当に楽しいよ」とフォームは語る。見学の日の後半に、彼の奥さんと赤ちゃんがセットを訪れた。彼は二人にタートルズの我が家を案内した。そのとき、撮影が行われているヴァンのセットのそばからベルの音が3回、建物中に響き渡った。3回のベルは撮影が始まるという合図だ。みんながしんと静まり返る中、映画セットでのエチケットなどまるでわからない赤ちゃんだけがふにゃふにゃと声をたてる。「撮影の邪魔しちゃったかな」と彼は笑って言った。

前作を追従しようとする強迫観念は制作チームには見られなかった。全員が制作に没頭していることをフォームは喜んでいるようだ。「撮影はいくつかのユニットに分けているよ。全部撮り終わるのにだいたい90日かな。サンフランシスコのILMスタジオせの作業は抜いてね。モーションキャプチャーやCGキャラクターに関する作業をする日が余分に必要になる。けれども、俳優を使った主な撮影は90日。残り約20日ほど猶予がある」
 
Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsは新しいトーンや新奇性ばかりではない。監督も新しくなった。ジョナサン・リーベスマンが去って、2014年には家族向けアドベンチャー映画Earth to Echoの監督を務めたデイヴィッド・グリーンが加わった。その映画から、タートルズチームはグリーンに注目したとフォームは言う。「Earth to Echoはとても素晴らしい映画で、彼はキャラクターのことをよく理解していた。だから、彼が僕達のチームに加わって撮影を引き受けてくれたのは自然な流れだった。映画の4分の3を一緒に撮影したけど、この上なく楽しいね」

「この映画は信じられないくらいさまざまな人が携わっている」とスティーブン・アメル。「デイヴィッド・グリーン、ジョシュ・アッペルバウム(脚本家)は一緒に現場に来ているし、今もアンドレ・ネメック(脚本家)が現場にいる。アンドリュー・フォームはシリーズの整合性をとる観点からたくさんの提案を持ってきてくれる。来週はまったく違うディレクターと一緒に二番目のユニットで撮影する予定で、激しいアクションシーンになる。その間メインユニットはここで撮影。そういうわけで、いろんな人からいろんなインプットを受けている。ものすごくさまざまな人と協力しないといけないんだ」

グリーン監督について、「とても静かで、きっちりした人だ」とアメルは言う。
アメル自身、TMNT作品に新しく関わることになった人物だ。ホッケーマスクを被り、スポーツ用品を武器代わりに使う変わり者のケイシー・ジョーンズ役を務める。

「僕はケイシー・ジョーンズ役。旧実写シリーズよりも早い段階でタートルズに出会うんだ」とアメル。タートルズファンに馴染みのあるケイシー・ジョーンズではないかもしれないとアメルは言う。少なくとも最初のうちは。「でも、同じ衝動をどこかには秘めている」

「それがケイシー・ジョーンズだ。ちょっとクレイジーなんだよ」とアメルは語る。

ほかの新キャラ、特に敵側としては1987年のアニメシリーズの影響が見られる。ファン人気の高いビーバップとロックステディが、武器をじゃらじゃらつけたシュレッダー(今回はTohoru Masamuneの代わりにBrian Teeが務める)の手下として出てくる。脚本家のジョシュ・アッペルバウムはシュレッダー、カライ、ビーバップ、ロックステディ、バクスター・ストックマン、クランゲとこの映画には独自のシニスター・シックス(Marvel Comicのヴィラン集団)いると冗談を言う。このなかで悪役三人は昔のアニメシリーズのために作られたキャラクターだ。

中でもビーバップとロックステディは待望の追加キャラクターだ。1991年のシーズンに生まれたキャラだが、原作者ピーター・レアードとケヴィン・イーストマンはこのキャラクターを嫌った。25年経って、やっとこの二人の悪役を大スクリーンを見れるチャンスができたのだ。とりわけ、我々がよく知る筋肉バカどもに変わりないことが期待できるのが嬉しい。

「何一つ変えていない」とフォームは改めて言う。「この二人は世界で一番バカだ。喧嘩っ早くて、計算なしに強力なパンチを繰り出す。当たれば痛いがかわすのは簡単だ。映画の中ではコミカル担当で、シュレッダーともうまく絡んでいる。僕たちは二人をナックルヘッズと呼んでいる。動きがちょっとゆっくりで面白いんだ」

TMNTの役者と席を並べた時、最近のコミックでビーバップとロックステディがドナテロを瀕死に追いやったことを考えずにはいられなかった。


「今回はそんなことは起こらないよ。ガイズは当分死んだりしないよ」とドナテロ役のジェレミー・ホワード。
「ジェレミーはまだ台本をもらってないんだ」とレオナルド役のピート・プロスゼックが冗談めかす。

タートルズの役者同士の掛け合いはこんな感じだ。四人は一緒に座って、ジョークを行ったり、互いにからかったり、順番にインタビューの質問に答えたりする。時には前の答えはジョークに重ねてこようとする。ホワードは一番おとなしいが、最も思慮深い受け答えをする。プロスゼックは温かくフレンドリーな人柄で、共演者と遊んだりジョークを言ったりしていないときには、熱心な熱いコメントをくれる。

「撮影最終日に台本が配られるんだよ」と徹底していたずら好きなミケランジェロ役のノエル・フィッシャーが付け加える。
「早く台本をくれって言ってるんだ」とプロスゼックが笑う。
「ゲーム・オブ・スローンズみたいに、その日になって初めてわかるんだ」とアラン・リッチソンが締める。リッチソンは配役と素のキャラクターのギャップが一番大きい。少なくとも一作目を観る限りでは。怒りっぽくてぶっきらぼうなラファエロと違って遊び心にあふれた面白い人だ。

今回2度目の撮影なので、4人の絆はかたい。モーションキャプチャーの撮影工程にも以前より慣れたと言う。それぞれのキャラクターの役割の理解も深まった。「一作目を見ていると、たくさんの人に『本当にうまくやっているね』と思ってもらえるシーンがある。今回はそういうシーンをもっと増やしたい。今回はキャラクターが多く、タートルズのオフタイムシーンも多くなる」と興奮気味にピートは語ってくれた。

ノエル・フィッシャーは、元気でおバカっぽい。彼の演じたミケランジェロが一作目のハイライトだったことを考えると驚きはない。「僕がドニーを殺しちゃうんだ」といい笑顔で絶対に嘘だとわかる映画のネタバレをしてくる。また、彼はミケランジェロはファンにはめいっぱい自分をアピールしているかもしれないが、兄弟には好かれていないかもしれないと言う。「マイキーは頼りになるチームメイトじゃないからね。集中力に問題があるんだ」

もし、兄弟が味方になってくれないとしたら、エイプリル・オニールが味方になってくれるかもしれない。「好きなタートルズ? マイキーよ。面白いから」とミーガン・フォックス。

ミーガンの参加で、ジャーナリストたちは盛り上がる。ミーガンは有名な映画スターだ。カリスマ的であることは疑いようもない。ミーガンは元気で近づきやすい雰囲気がある。占星術と演じたキャラクターのことを熱く語ってくれた。

「『(ピーターパンの)ウェンディとロストボーイズ』みたいな感じがちょっとあるわね」とエイプリルとタートルズの関係について言う。「4人のおバカな男の子に囲まれた一人の女性ってところがね。でも、今回、タートルズは前作よりもエイプリルの助けになっている」

Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadows を制作するにあたって、アンドリュー・フォーム、ジョシュ・アッペルバウムとキャストたちは25年前のSecret of the Oozeのようなものを作ろうとしているのではない。その志が前作よりも良い続編を生む。制作チームは前作で自分たちがどんな仕事をしたのか、TMNTの豊かな歴史に貢献した人たちが何をしたかの両方を振り返って生かすというアプローチをとっている。

「今作はもっと活気があって、生き生きしたものになると思います。TMNTシリーズへのお祝い映画です」と脚本家のアッペルバウムは言う。

すべてうまくいってこの映画が大成功を収めたら?
「さらに5本、続編を作れるといいね!」と彼は答える。
こんな感じで一日を終え、制作チームの撮影を邪魔しないようDen of Geekはセットから引き上げた。
もう1カ所訪ねたいところがあって、マンハッタンまで歩いていった。Roy’s Pizzaでピザを一切れ食べたかったのだ。

(昔Roy's Pizzaがあった場所は違う店舗になっている)ええと。他のところのピザの方がおいしいかもしれない。僕たちは近くの地下鉄駅に潜り込み、ピザ一切れを求めてアップタウンへ向かった。

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新実写2楽しみですなぁ!

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Posted at 00:25 | 日記 | COM(0) |
2016.04.19

Den of GeekからTMNTセットレポート

Den of GeekというブログにMatt Edwardsさんというライターが書かれた新実写亀2の撮影セットレポートがすんばらしかったので、訳して以下に載っけておきます。
ざっと訳したので誤訳誤字脱字などあれば教えて下さい。

元記事は以下からどうぞ。元記事はライターさんが描いた家の間取り図があるので必見です。
Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadows: set report

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Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadows: set report
Matt Edwards
12 Apr 2016 - 05:05

Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsの制作現場を見学に行った。これはそのときのこと……。
Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsのセットを観に行く前日の夜、僕はニューヨークのホテルの一室で椅子に座っていた。

Den of Geekで記事を書き始めたのは2007年から。僕は新人ライターで、最初の記事が掲載されたのはウェブサイトの立ち上げから2,3カ月後のことだった。それから数年、とある大ヒット映画をこき下ろす記事を書いた後、これが自分のやりたいことなのかわからなくなった。当時、映画に厳しくあろうと、必要以上にシニカルだった。でも、それは自分が書きたいものではないとわかった。以来、僕は記事を書くときには自分らしくあろうとしてきた。
それは映画のいいところだけを書くということではない。好きなところを見つける、もしそれが難しいなら面白がれるようにする。もう一つ決めたことは、好きなものをもっと愛でる時間を持つこと。つまり、もっとティーンエイジミュータントニンジャ・タートルズに自分のオタク魂を傾けると決めたんだ。

それは今までで一番良い決意だった。ポジティブであることは素晴らしく、何をやるにも力が湧いてくるし、人生に最高のチャンスを与えてくれた。ホテルの部屋で、僕は自分の決意を、決意のおかげで出来た経験を振り返ってみた。朝になればTMNT映画のセットを訪れる。なんてばかみたいにありえないほど素晴らしい状況にいるんだろうか超現実的でワンダフルで毎秒ごとに感謝を胸に刻みたいくらいだ。超豪華な誕生日プレゼントをもらったみたいだ。奇遇にもその日は本当に僕の誕生日だったし。
もちろん、静かな部屋で畏まったナルシスト野郎みたいに自分を褒め称える時間はたっぷりあった。
しかし、ホテルのチェックイン時にもらったのは訪問スケジュールだけだけで、インタビュー項目のリストを準備しなければならなかった。朝が早かったこともあり、長旅の疲れをすでに感じていた。

翌朝、僕はコーヒーをもとめてよろめきながらニューヨークの通りに出た。なんとかコーヒーを手に入れて、ホテルに戻り、僕達ライターはバスに詰め込まれた。セットまでのドライブは最高の一時間だった。僕は席で身体を揺すりながらニューヨークの街並を目に焼き付けようとした。

撮影はブルックリンの武器庫で行われていた。二棟の倉庫がつながっているのを想像してもらえればいい。まず、中に入るとそこは作業場だった。僕達、ゆるいライターがセットのセクションにぎこちなく進む横で、一人ひとりが映画のために、縫い物や研磨、溶接といった仕事に従事していた。

タートルズのトラックの方に連れて行かれたが、ホールど真ん中の三階建てほどの高さの木製の壁に気を取られずにはいられなかった。通路からちらっと盗み見て、息を飲んだ。我が家だ!

前作では、シュレッダーとフットニンジャが我が家を壊してしまったから今回は新しい家を作る必要があったのだ。驚くほど精巧なつくりのセットで、今回の見学の焦点になることはまちがいなかった。この後ここを訪れることができたとはいえ、セットのセクションはちらりとしか見れなかった。後にスプリンターの部屋とわかるところに掛け軸、クッション、盆栽。照明とフライトケース越しにこっそりと見れたのはこれだけだった。

とりあえずは車だ。前の映画では、タートルズのヴァンの中はほんの少ししか見れなかった。今回はタートルズのヴァンの中のシーンは多くなりそうだ。

実際には二台のトラックがあった。一つは外観の撮影のため、もう一つは内観の撮影のためだ。我々は後者のほうに集まった。フロントガラスはなく、サイドミラーの表面は青い生地で覆われていた。

ディテールの細かさに気づいた。一日中探索して回っていられるほどの細かさだ。ヴァンの外側に一本の木材が立てかけられていた。どこかに取り付けられる予定の小道具のようだったが、「Foot Stinks!」と描かれていた。1987年のアニメをベースに作られた1980年代のタートルズのパーティワゴンのおもちゃに「Foot Stinks!」のステッカーが貼られていた。なんと素晴らしい細かさなのだろうか。多くの観客が見逃してしまうか気づかないものだが、一部のファンからは喜ばれるだろう。セットを見学した日の私のように。

「タートルズは人目を避けなければならない一方で、屋根の上でニンジャっぽく戦わなくてはいけない。そのためには地上では彼らの正体を隠せる乗り物が必要だ。だから、彼らが使える乗り物を作ることに腐心した。ゴミ収集車であることにこだわった」とプロダクション・デザイナーのマーティン・ラインは乗り物について語った。「インテリアはとっても楽しいものにしたよ。ドクター・フーのターディスみたいにね。外から見るとロンドンのどこにでもある特徴のないものだけど、中に入るとあっと驚くような要素が詰まっている。これをタートルズヴァンのインテリアでやりたかったんだ」

ヴァンの中は狭っ苦しくてカラフルでごちゃごちゃしたスペースだ。ギラギラしたネオンと若さゆえの異様な活発さにあふれる。壁にはレオナルドの刀のためのラックがあり、ミケランジェロがヌンチャクでヴァンのアームをコントロールできるスペシャルシートもある。天井にはサーフボードが備え付けてあって、そこにスピードバッグが吊るされている。飲み物の自販機(この映画のタートルズはクラッシュに夢中だ。これはキャラ立ちのためであって、広告のためではない、はず)やアーケードゲームもある。素晴らしいことに、アーケードゲームのスコアは1位から14位までがドナテロで埋まっていて15位にミケランジェロが入っている。こういう状況を垣間見ることができた。

壁の一面には大きなスクリーンのテレビがあり、その向かいにソファが置かれていて、さまざまなゲームを擦ることができる。メガCDのマニュアル、ギターヒーロー専用コントローラーやNES用の光線銃まである。タートルズはトリガーを引くためにこの小さな穴に指を入れられるのだろうか?ダックハントはうまいのか? 一体僕はここでプロのジャーナリストたちと一緒に何をやっているのか? ともかく、自慢を言わせてもらうとタートルズトラックのソファに僕は座った。大したことではないかもしれないが、映画でタートルトラックにソファがあるのをみたら、僕がそこに座ったことを思い出してほしい。

僕はソファに座り込んで抵抗したが、僕たちはヴァンから追い出され、下水の我が家のセットに連れて行かれた。そこは今までで一番素晴らしい場所だった。

我が家はとても目を引く構造になっている。二ヶ月半で仕上げられ、リアリティのある地下での生活環境とカートゥーンらしい夢の両方が詰まった空間になっている。冷たそうな灰色の壁と汚れたパイプが、カラフルなタートルズたちの生活空間と対比したくすんだ背景としてある。当然、タートルズの寝室はうまく色分けされている。我が家の中の灰色のコンクリート製の堀を流れる水は目を引く明るいブルーだ。

水路をたどると我が家をぐるりと回れる。我が家の一端から流れでて、スプリンターの奥まった小部屋にたどり着き、ドナテロの作業場を通って、キッチンと寝室につながる階段の下を流れ、レコードのコレクションを過ぎて流れ出ていく(Den of Geekはタートルズがホール・アンド・オーツのアルバムを持っていることを確認した)。水は温かかった(たまらず指を水につけてしまった)。好意的に言えばウォータースライドと呼べるような壁にあいた大きな穴から真っ直ぐ流れ落ちるように、水は我が家の中に流れ込んでいる。流れ落ちる水の音がものすごいので、対談中は止められていた。人一人の足をさらうには十分の強さがあると言われた。見せてはくれなかった。みんな、ウォータースライダーをやってみたいと思っていた。

「撮影が全部終わってウォータースライダーに入り込めたらやってみようと計画しているんだ」とレオナルド役のピート・プロスゼック氏はその日の後半に話してくれた。ぜひともやってほしい。


セット見学にはつきもののことだが、一日の大半をインタビュー待ちして過ごした。しかし、撮影がほかの場所で行われていたおかげで(実際、撮影風景はまったく見学できなかった)、タートルズの我が家で待ち時間を過ごし、探索に誘われた。セットは大きく、装飾が計算されて配置されており、一日探検して過ごすにはよかった。インタビューでは、我が家のセットが恐れおののくほどの熱意から作られていることを誰もが話していた。

タートルズ四人の俳優を集めたインタビューで、「セットはこの映画の完璧なアナロジー(暗喩)なんだ」とラファエロ役のアラン・リッチソンは語った。憧れの俳優に会って僕は今までにないほどはしゃいでしまった(甲羅付きのモーションキャプチャースーツ姿で歩いている彼に、我が家で挨拶を交わした時には赤面したほどだ)。「前作の我が家も素晴らしかった。今の我が家のちょうど半分の大きさに当たるかな。映画のスケールはとても大きくなっていて、それは我が家をみれば分かるようになっている。サイズもディテールもとても大きくなった。映画全体がそうなっているんだ」

「もし私がエイプリルなら、我が家に住むわ。エイプリルがここじゃないところに住みたいなんて言うのが分からないわ」とエイプリル・オニール役を再び務めるミーガン・フォックスは言っていた。ミーガン・フォックスでなくとも、僕もここに住んでみたい。

「大体12週間で建つ予定だった」とマーティン・ライン。「けどスケジュールと必要なものを移動させるために10週で終わらせた。セットのビルだけど、工学技術が必要だった。スイミングプールや貯水槽を作るときは、入れる水の量を計算しなければいけないし、照明さんたちがスイミングプールの中に穴を開けたがったから、水漏れしないように設計しなければならない。まずはタブレットにペンを走らせることから始めたよ。すべての設計をコンピューター上でやった。それからハリウッドやベルエアの豪邸にいるマイケル・ベイに承認を得るんだ」

キャストやクルーとのわずかな雑談の合間に、僕はなおもセットを探索してまわった。探索隊はキッチンにたどり着いた。テーブルにはマーカーペンでそれぞれのものと分かるよう印がつけられた椅子があった。ドニーは算出した耐荷重量を書き込み、スプリンターのスツールには名前と冠が描かれている。レオのには「Ninja Power」、ラフは絵のみでマイキーは「Surf’s up」だ。冷蔵庫の扉には家族の写真が貼られていて、そのいくつかは前作にもあったものだ。

それからベッドルームに移った。それぞれが寝場所を確保している。レオのベッドは法輪が上についている。セットの中で一番ディテールのデザインが好きなのはラファエロとミケランジェロの二段ベッド(警察のバリケードで作られている)。偉そうぶっているラファエロがもちろん上段で、アメリカ国旗がベッドの上に架けられている。下段のミケランジェロのベッドの横には楽器のコレクションがある。

しかし、一番印象深いのはドナテロの寝床だ。マーティン・ラインは特に喜び勇んで説明してくれた。「ドナテロの場所はオタクっぽい技術のワンダーランドだ。我々が古い下水管の入り口と呼んでいる円形構造になっていて、あらゆるステキなテクノロジーで埋め尽くされている。ガジェットだけでなく、ドナテロは踊るフラガール人形も置いていた。

ほかにも2つの隠れ家があった。ひとつはドニーのワークステーションだ。コンピューターや試験管などがある。もう一つは武器のスペースだ。そこには刀やヌンチャクがある。Den of Geekのライターも。

武器のスペースは文字通り壁一面に武器用のラックがある。それぞれのタートルズに対応する色付けが施されている(青い刀の柄はレオナルドのものなど)。僕は自分を褒め称えたい。武器で遊んでみたい衝動をどうにか抑えた。最低限は。けど、ラファエロのサイに触った。パラマウントには言うなよ! …わかった白状するよ、全部の武器に触った。おい、マジ、チクったら承知しないからな。

武器のスペースから出てドナテロのワークステーションを過ぎると左手にはガレージに続く小さい階段がある。レンチや自動車用の工具がたくさんある(僕はバカなネットライターだから工具のことなんてまったくわからない)。外観撮影用のタートルズのトラックは部屋の真ん中に停められていた。そのでっかい緑の乗り物は今まで見てきた中で一番ピカピカのゴミ収集で、Tartaruga Brosと装飾してあった。これは偽装用の会社ロゴだが、誰が乗っているのかをほのめかしている(Tartarugaはポルトガル語でカメという意味)。

おいとまする時間が近づき、気づけば僕は最後にセットを長い時間かけてぐるりと見て回っていた。インタビューを行い、セットを探検し、招いてくれたスタッフのおもてなしは最高だった。記事で大きな下水管について書くのを忘れないようにするためのメモを含めた走り書きを最後にいくつか書きとめた。これでうまく記事に取りかかれるだろう。

そう、でっかい下水管があったのだ。変てこだった。個人的には、この下水管はすばらしかった。とても大きくてディテールが細かく、こんなものをセットの装飾のために作るなんて気が狂ってる。この段落を何度も書きなおしながら、「誰も知らないフェイクのでっかい下水管について語るのはやめた方がいい。なんでこんなものを面白いなんて思っているんだ?」と自問している。しかし、次の映画を見るときは我が家にこのでっかいパイプがあるのに注目してほしい。ほんっとうに出来の良いフェイクの下水管なんだ。

ホテルに戻るバスの中で、この記事をどうするか考えた。なんの益にもならない要素がある。特に下水管とか。本当にすばらしい遊び場だということを伝えたい。けれども、言葉ではその場にいる楽しさを同じように感じてもらうことはできない。

僕に言えるのは、Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsの我が家のセットは最高ってことだ。もちろん新しいヴァンも。本当に本当に素晴らしい。こうしたキャラクターや色彩に対するこだわりが映画の中でも発揮され、セットに込められた情熱が映画に反映されているなら、Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsはとてつもなくおもしろいものになっているだろう。

僕はといえば、ホテルにつくとビデオチャットに直行して妻に興奮気味にすべてを語った。とてもくたびれたが、良い一日だった。

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どうですか、このパッショナブルなレポート!
「あーーそれが知りたかったんじゃー!」というかゆいところに手が届く感じ!!
このレポート読んで俄然新実写2が楽しみになりました!!
Thank you, Matt!!
Posted at 20:43 | 日記 | COM(0) |
2014.10.19

自家通販のお知らせ

プチオン本当にありがとうございました。

プチオン終わって、箍が外れたように新実写亀で萌え狂ってます。
新実写ガイズがどうにもこうにもかわいくてかっこよくてたまらんので、次は新実写で本を出したいと思います。
日本での公開が1、2月頃とかなり先でギリギリしますが、萌えて燃やしていきます。
日本公開前にDVD、Blue-rayも出るしね!


さて、細々と自家通販をいたします。
以下注意事項をご確認の上ご利用ください。

■取り扱いタイトル
ReCALL」/30P/A5コピー本/200円
 亀プチオン新刊。IDWコミックスベースのRL。ラファエロが前世の記憶に翻弄されるお話。


PAPER BACK NEW YORK」フルカラー/32p/800円
 Railのコナさんと作ったニューヨーク紀行本。新実写映画を一足先に観てきた感想を袋とじでつけています。

TMNT Movie Novelization」/120P/文庫版/600円
 2007年CG亀映画の小説和訳本。

(※完売しました!ありがとうございました!10/21追記)

■送金方法は銀行振り込みのみです。
■本の送料、及び送金時の手数料はご負担お願いします。
■基本的に土日しか動けないため、入金後の即日発送のご対応はできません。

通販ご希望の方は
・本のタイトル
・冊数
・送付先の住所氏名
を明記の上メールにてご連絡ください。
お申込みのメールを確認次第、折り返しこちらから送料込の金額、送金先などをご連絡いたします。


連絡先:katjes_kaugis☆yahoo.co.jp
☆を@に変えて送信してください。

よろしくお願いします!
Posted at 18:23 | 日記 | COM(0) |
2014.10.13

ありがとうございました

昨日の亀プチオン、ありがとうございました。
主催のお二方、本当にお疲れ様でした。

前日まで出るの出ないのと大騒ぎしていたIDW本、無事に出すことが出来ました。
IDWの本なんて身内以外に誰が読むんだよ…と震えておりましたが、
なんとおかげさまで完売御礼とあいなりました。
コナさんと出した紀行本も多くの方に手にとっていただき
ほんとうに感謝しかありません。
当日は新実写楽しみにしているという方にはウザく絡んでいってすみませんでした。
でも楽しかったです。

少し落ち着いたら細々と通販をしようと思います。

それでは取り急ぎお礼まで。
Posted at 22:06 | 日記 | COM(0) |
2014.10.05

プチオン新刊とか

今更どのツラさげて出てくるのかというくらい久しぶりで申し訳ない…。

10月12日COMIC CITY SPARK 9に、コナさんと「PAPERBACKTURTLES」というサークルで参加します。
というのも、夏にコナさんとニューヨークに行って亀の新実写映画を見てきたのです。
新実写映画、期待以上というかものすごくよかったです!
その映画の感想とニューヨーク珍道中を本にしました。
映画の感想部分は袋とじになっていますので、ネタバレも安心です。
日本で公開されたらバリバリっと開けて読んでください。ネタバレ気にしねえ!って方は遠慮なくバリバリどうぞ。

pbny-hp01.png
「PAPER BACK NEW YORK」フルカラー/32p/800円

個人的にはCG映画の小説翻訳本を持っていきます。
こちらは大々的に頒布しないので、欲しい方は「例のあれ」と声をおかけください。
「TMNT Movie Novelization」(CG亀映画の小説和訳本)/120P/文庫版/600円

あと、まだ絶賛原稿中ですが、IDWコミックベースのRLコピー本が出ます。
たぶん出ると思う。出るんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておく……。

それから、信楽わび介さん主催のRLアンソロ「Roller-coaster Love life」に寄稿いたしました。
もうね、RLアンソロ出るなんて思っていなかったから嬉しい限り!
bunner.jpg

プチオンまであと一週間。原稿頑張ってきます。

Posted at 21:41 | 日記 | COM(0) |
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