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2012.08.19

タイトルなんてすっかり忘れてた

お久しぶりです。なんかまた1ヶ月くらい経ってましたね……
仕事忙しすぎて死んでたり、ダンガンロンパにはまってたりしてました。
族風紀いいよ族風紀!
亀以来の大型萌えと思ったんですが、自分で書くほどではありませんでした。
かいてる人結構いっぱいいるからもうそれでお腹いっぱい。

亀とロンパ以外だと相変わらずDoctor WhoのMickey/Rickey/JakeとThe AuthorityのApollo/Midnighterにずぶずぶなんだけど、公式非公式問わずほぼまったく動きがないので自分ひとりでずぶずぶはまって窒息している状態です。
窒息死しそうになったら書き始めるかもしれない。
Jake役のAndrew Hayden Smith氏がよくツィッターでたまに自身の写真をあげてくれるのと、彼のグラビアが掲載されたゲイ雑誌を買いあさってるのでまだ生きていられます。
ただ、今日何時から○○って番組に出るよ!ってつぶやきをギリギリしながら見なきゃいけないのがつらいですね!日本じゃ見れないんだよ!!

さてそんなことはさておいて久しぶりに亀書きました。
おっさんRしか出てこないけどRLです。
HTMLにするの面倒だしエロくもないので続きからにあげました。
よろしければどうぞー







 部屋は底知れない暗さでラファエロを迎えた。まばらな街灯とプロパガンダ用のディスプレイでほの明るい通りを抜けてきたから、夜目に慣れないだけだと目を凝らしたが、一向に何も見えてこない。しかたなくポケットからライターを取り出して火をつけた。手元だけの明るさを頼りにランプを探し、火を入れるとようやく部屋が輪郭を持って現れる。両手を広げてぐるりと回れば、面積の8割は覆えるだろうという広さ。ここは我が家ではない、ただの寝床だ。
 簡素なテーブルに紙袋を放り出して、ラファエロはベッドに腰かけた。腰帯からサイを引き抜いて、ヘッドボードに置くと、替わりに茶色の瓶を取った。蓋を開けるとアルコールのにおいがツンと鼻をつく。嫌いなにおいだが、仕方がない。脱脂綿なんてあるはずもないので、身体のそこここにできた生傷に適当に振りかけた。痛みに顔をしかめながら、今日で20年目だとラファエロは考えた。
 我が家、いや、兄弟と離れて一人で行動し始めてから20年が経っていた。
 あの日、ラファエロはいつものように癇癪からレオナルドに背を向けた。レオナルドもいつものように「勝手にしろ」と言った。癇癪の種が父の死を巡ることについてだったが、それもいつもの通り。
 いつものように喧嘩して飛び出して、それっきり。
 以来何をするにも独りになった。食事をしても独り、闘っても独り、寝ても独り。単独行動はもともと得意だったので、特に戸惑うことはなかった。むしろせいせいしたと思っていた。ドナテロが消え、父が死に、すでに家族は壊れていた。それを無理に繋ぎとめようとするレオナルドはラファエロにとってくびきだった。
 それを断ち切れば、自由だと思った。単に行動のみならず、レオナルドに対して抱いていた思いからも自由になると純粋に信じていた。
 それは、半分は正解で、半分は間違いだった。
 普段は何の屈託もなく父と親友の仇を打ちのめしているのに、たまにレオナルドに出くわすと、いろんな思いが煮凝ごったものがまたぞろ鎌首をもたげてくるのだ。
 アルコール瓶をヘッドボードに戻して、ラファエロはテーブルの上の紙袋を漁った。出てきたのはジンとベーグルとバターとリンゴ。ナイフでベーグルを縦に切ってバターを塗って挟む。かじりついたら口中の水分を奪われて、急いでジンを流し込んだ。そうしてベーグルを食べ終えて、ラファエロはテーブルの上のリンゴを一瞥した。
 レオナルドから解放されないのは、レオナルドに自分の半身を残していったから。嫌いで嫌いでしょうがないレオナルドの強さも正しさも、自分が欲しくて欲しくてたまらなかったもの。隣にいれば手に入ったかもしれない。でももうそんな機会も失ってしまった。
 薄暗い部屋の中でリンゴの赤だけが鮮烈だ。
 ラファエロはランプを消した。そのままテーブルに背を向けてベッドに潜った。この狭い真っ暗闇でリンゴと自分が溶けてまだらに混じる夢想に耽りながらラファエロは眠りに落ちた。
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