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2016.04.19

Den of GeekからTMNTセットレポート

Den of GeekというブログにMatt Edwardsさんというライターが書かれた新実写亀2の撮影セットレポートがすんばらしかったので、訳して以下に載っけておきます。
ざっと訳したので誤訳誤字脱字などあれば教えて下さい。

元記事は以下からどうぞ。元記事はライターさんが描いた家の間取り図があるので必見です。
Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadows: set report

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Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadows: set report
Matt Edwards
12 Apr 2016 - 05:05

Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsの制作現場を見学に行った。これはそのときのこと……。
Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsのセットを観に行く前日の夜、僕はニューヨークのホテルの一室で椅子に座っていた。

Den of Geekで記事を書き始めたのは2007年から。僕は新人ライターで、最初の記事が掲載されたのはウェブサイトの立ち上げから2,3カ月後のことだった。それから数年、とある大ヒット映画をこき下ろす記事を書いた後、これが自分のやりたいことなのかわからなくなった。当時、映画に厳しくあろうと、必要以上にシニカルだった。でも、それは自分が書きたいものではないとわかった。以来、僕は記事を書くときには自分らしくあろうとしてきた。
それは映画のいいところだけを書くということではない。好きなところを見つける、もしそれが難しいなら面白がれるようにする。もう一つ決めたことは、好きなものをもっと愛でる時間を持つこと。つまり、もっとティーンエイジミュータントニンジャ・タートルズに自分のオタク魂を傾けると決めたんだ。

それは今までで一番良い決意だった。ポジティブであることは素晴らしく、何をやるにも力が湧いてくるし、人生に最高のチャンスを与えてくれた。ホテルの部屋で、僕は自分の決意を、決意のおかげで出来た経験を振り返ってみた。朝になればTMNT映画のセットを訪れる。なんてばかみたいにありえないほど素晴らしい状況にいるんだろうか超現実的でワンダフルで毎秒ごとに感謝を胸に刻みたいくらいだ。超豪華な誕生日プレゼントをもらったみたいだ。奇遇にもその日は本当に僕の誕生日だったし。
もちろん、静かな部屋で畏まったナルシスト野郎みたいに自分を褒め称える時間はたっぷりあった。
しかし、ホテルのチェックイン時にもらったのは訪問スケジュールだけだけで、インタビュー項目のリストを準備しなければならなかった。朝が早かったこともあり、長旅の疲れをすでに感じていた。

翌朝、僕はコーヒーをもとめてよろめきながらニューヨークの通りに出た。なんとかコーヒーを手に入れて、ホテルに戻り、僕達ライターはバスに詰め込まれた。セットまでのドライブは最高の一時間だった。僕は席で身体を揺すりながらニューヨークの街並を目に焼き付けようとした。

撮影はブルックリンの武器庫で行われていた。二棟の倉庫がつながっているのを想像してもらえればいい。まず、中に入るとそこは作業場だった。僕達、ゆるいライターがセットのセクションにぎこちなく進む横で、一人ひとりが映画のために、縫い物や研磨、溶接といった仕事に従事していた。

タートルズのトラックの方に連れて行かれたが、ホールど真ん中の三階建てほどの高さの木製の壁に気を取られずにはいられなかった。通路からちらっと盗み見て、息を飲んだ。我が家だ!

前作では、シュレッダーとフットニンジャが我が家を壊してしまったから今回は新しい家を作る必要があったのだ。驚くほど精巧なつくりのセットで、今回の見学の焦点になることはまちがいなかった。この後ここを訪れることができたとはいえ、セットのセクションはちらりとしか見れなかった。後にスプリンターの部屋とわかるところに掛け軸、クッション、盆栽。照明とフライトケース越しにこっそりと見れたのはこれだけだった。

とりあえずは車だ。前の映画では、タートルズのヴァンの中はほんの少ししか見れなかった。今回はタートルズのヴァンの中のシーンは多くなりそうだ。

実際には二台のトラックがあった。一つは外観の撮影のため、もう一つは内観の撮影のためだ。我々は後者のほうに集まった。フロントガラスはなく、サイドミラーの表面は青い生地で覆われていた。

ディテールの細かさに気づいた。一日中探索して回っていられるほどの細かさだ。ヴァンの外側に一本の木材が立てかけられていた。どこかに取り付けられる予定の小道具のようだったが、「Foot Stinks!」と描かれていた。1987年のアニメをベースに作られた1980年代のタートルズのパーティワゴンのおもちゃに「Foot Stinks!」のステッカーが貼られていた。なんと素晴らしい細かさなのだろうか。多くの観客が見逃してしまうか気づかないものだが、一部のファンからは喜ばれるだろう。セットを見学した日の私のように。

「タートルズは人目を避けなければならない一方で、屋根の上でニンジャっぽく戦わなくてはいけない。そのためには地上では彼らの正体を隠せる乗り物が必要だ。だから、彼らが使える乗り物を作ることに腐心した。ゴミ収集車であることにこだわった」とプロダクション・デザイナーのマーティン・ラインは乗り物について語った。「インテリアはとっても楽しいものにしたよ。ドクター・フーのターディスみたいにね。外から見るとロンドンのどこにでもある特徴のないものだけど、中に入るとあっと驚くような要素が詰まっている。これをタートルズヴァンのインテリアでやりたかったんだ」

ヴァンの中は狭っ苦しくてカラフルでごちゃごちゃしたスペースだ。ギラギラしたネオンと若さゆえの異様な活発さにあふれる。壁にはレオナルドの刀のためのラックがあり、ミケランジェロがヌンチャクでヴァンのアームをコントロールできるスペシャルシートもある。天井にはサーフボードが備え付けてあって、そこにスピードバッグが吊るされている。飲み物の自販機(この映画のタートルズはクラッシュに夢中だ。これはキャラ立ちのためであって、広告のためではない、はず)やアーケードゲームもある。素晴らしいことに、アーケードゲームのスコアは1位から14位までがドナテロで埋まっていて15位にミケランジェロが入っている。こういう状況を垣間見ることができた。

壁の一面には大きなスクリーンのテレビがあり、その向かいにソファが置かれていて、さまざまなゲームを擦ることができる。メガCDのマニュアル、ギターヒーロー専用コントローラーやNES用の光線銃まである。タートルズはトリガーを引くためにこの小さな穴に指を入れられるのだろうか?ダックハントはうまいのか? 一体僕はここでプロのジャーナリストたちと一緒に何をやっているのか? ともかく、自慢を言わせてもらうとタートルズトラックのソファに僕は座った。大したことではないかもしれないが、映画でタートルトラックにソファがあるのをみたら、僕がそこに座ったことを思い出してほしい。

僕はソファに座り込んで抵抗したが、僕たちはヴァンから追い出され、下水の我が家のセットに連れて行かれた。そこは今までで一番素晴らしい場所だった。

我が家はとても目を引く構造になっている。二ヶ月半で仕上げられ、リアリティのある地下での生活環境とカートゥーンらしい夢の両方が詰まった空間になっている。冷たそうな灰色の壁と汚れたパイプが、カラフルなタートルズたちの生活空間と対比したくすんだ背景としてある。当然、タートルズの寝室はうまく色分けされている。我が家の中の灰色のコンクリート製の堀を流れる水は目を引く明るいブルーだ。

水路をたどると我が家をぐるりと回れる。我が家の一端から流れでて、スプリンターの奥まった小部屋にたどり着き、ドナテロの作業場を通って、キッチンと寝室につながる階段の下を流れ、レコードのコレクションを過ぎて流れ出ていく(Den of Geekはタートルズがホール・アンド・オーツのアルバムを持っていることを確認した)。水は温かかった(たまらず指を水につけてしまった)。好意的に言えばウォータースライドと呼べるような壁にあいた大きな穴から真っ直ぐ流れ落ちるように、水は我が家の中に流れ込んでいる。流れ落ちる水の音がものすごいので、対談中は止められていた。人一人の足をさらうには十分の強さがあると言われた。見せてはくれなかった。みんな、ウォータースライダーをやってみたいと思っていた。

「撮影が全部終わってウォータースライダーに入り込めたらやってみようと計画しているんだ」とレオナルド役のピート・プロスゼック氏はその日の後半に話してくれた。ぜひともやってほしい。


セット見学にはつきもののことだが、一日の大半をインタビュー待ちして過ごした。しかし、撮影がほかの場所で行われていたおかげで(実際、撮影風景はまったく見学できなかった)、タートルズの我が家で待ち時間を過ごし、探索に誘われた。セットは大きく、装飾が計算されて配置されており、一日探検して過ごすにはよかった。インタビューでは、我が家のセットが恐れおののくほどの熱意から作られていることを誰もが話していた。

タートルズ四人の俳優を集めたインタビューで、「セットはこの映画の完璧なアナロジー(暗喩)なんだ」とラファエロ役のアラン・リッチソンは語った。憧れの俳優に会って僕は今までにないほどはしゃいでしまった(甲羅付きのモーションキャプチャースーツ姿で歩いている彼に、我が家で挨拶を交わした時には赤面したほどだ)。「前作の我が家も素晴らしかった。今の我が家のちょうど半分の大きさに当たるかな。映画のスケールはとても大きくなっていて、それは我が家をみれば分かるようになっている。サイズもディテールもとても大きくなった。映画全体がそうなっているんだ」

「もし私がエイプリルなら、我が家に住むわ。エイプリルがここじゃないところに住みたいなんて言うのが分からないわ」とエイプリル・オニール役を再び務めるミーガン・フォックスは言っていた。ミーガン・フォックスでなくとも、僕もここに住んでみたい。

「大体12週間で建つ予定だった」とマーティン・ライン。「けどスケジュールと必要なものを移動させるために10週で終わらせた。セットのビルだけど、工学技術が必要だった。スイミングプールや貯水槽を作るときは、入れる水の量を計算しなければいけないし、照明さんたちがスイミングプールの中に穴を開けたがったから、水漏れしないように設計しなければならない。まずはタブレットにペンを走らせることから始めたよ。すべての設計をコンピューター上でやった。それからハリウッドやベルエアの豪邸にいるマイケル・ベイに承認を得るんだ」

キャストやクルーとのわずかな雑談の合間に、僕はなおもセットを探索してまわった。探索隊はキッチンにたどり着いた。テーブルにはマーカーペンでそれぞれのものと分かるよう印がつけられた椅子があった。ドニーは算出した耐荷重量を書き込み、スプリンターのスツールには名前と冠が描かれている。レオのには「Ninja Power」、ラフは絵のみでマイキーは「Surf’s up」だ。冷蔵庫の扉には家族の写真が貼られていて、そのいくつかは前作にもあったものだ。

それからベッドルームに移った。それぞれが寝場所を確保している。レオのベッドは法輪が上についている。セットの中で一番ディテールのデザインが好きなのはラファエロとミケランジェロの二段ベッド(警察のバリケードで作られている)。偉そうぶっているラファエロがもちろん上段で、アメリカ国旗がベッドの上に架けられている。下段のミケランジェロのベッドの横には楽器のコレクションがある。

しかし、一番印象深いのはドナテロの寝床だ。マーティン・ラインは特に喜び勇んで説明してくれた。「ドナテロの場所はオタクっぽい技術のワンダーランドだ。我々が古い下水管の入り口と呼んでいる円形構造になっていて、あらゆるステキなテクノロジーで埋め尽くされている。ガジェットだけでなく、ドナテロは踊るフラガール人形も置いていた。

ほかにも2つの隠れ家があった。ひとつはドニーのワークステーションだ。コンピューターや試験管などがある。もう一つは武器のスペースだ。そこには刀やヌンチャクがある。Den of Geekのライターも。

武器のスペースは文字通り壁一面に武器用のラックがある。それぞれのタートルズに対応する色付けが施されている(青い刀の柄はレオナルドのものなど)。僕は自分を褒め称えたい。武器で遊んでみたい衝動をどうにか抑えた。最低限は。けど、ラファエロのサイに触った。パラマウントには言うなよ! …わかった白状するよ、全部の武器に触った。おい、マジ、チクったら承知しないからな。

武器のスペースから出てドナテロのワークステーションを過ぎると左手にはガレージに続く小さい階段がある。レンチや自動車用の工具がたくさんある(僕はバカなネットライターだから工具のことなんてまったくわからない)。外観撮影用のタートルズのトラックは部屋の真ん中に停められていた。そのでっかい緑の乗り物は今まで見てきた中で一番ピカピカのゴミ収集で、Tartaruga Brosと装飾してあった。これは偽装用の会社ロゴだが、誰が乗っているのかをほのめかしている(Tartarugaはポルトガル語でカメという意味)。

おいとまする時間が近づき、気づけば僕は最後にセットを長い時間かけてぐるりと見て回っていた。インタビューを行い、セットを探検し、招いてくれたスタッフのおもてなしは最高だった。記事で大きな下水管について書くのを忘れないようにするためのメモを含めた走り書きを最後にいくつか書きとめた。これでうまく記事に取りかかれるだろう。

そう、でっかい下水管があったのだ。変てこだった。個人的には、この下水管はすばらしかった。とても大きくてディテールが細かく、こんなものをセットの装飾のために作るなんて気が狂ってる。この段落を何度も書きなおしながら、「誰も知らないフェイクのでっかい下水管について語るのはやめた方がいい。なんでこんなものを面白いなんて思っているんだ?」と自問している。しかし、次の映画を見るときは我が家にこのでっかいパイプがあるのに注目してほしい。ほんっとうに出来の良いフェイクの下水管なんだ。

ホテルに戻るバスの中で、この記事をどうするか考えた。なんの益にもならない要素がある。特に下水管とか。本当にすばらしい遊び場だということを伝えたい。けれども、言葉ではその場にいる楽しさを同じように感じてもらうことはできない。

僕に言えるのは、Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsの我が家のセットは最高ってことだ。もちろん新しいヴァンも。本当に本当に素晴らしい。こうしたキャラクターや色彩に対するこだわりが映画の中でも発揮され、セットに込められた情熱が映画に反映されているなら、Teenage Mutant Ninja Turtles: Out Of The Shadowsはとてつもなくおもしろいものになっているだろう。

僕はといえば、ホテルにつくとビデオチャットに直行して妻に興奮気味にすべてを語った。とてもくたびれたが、良い一日だった。

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どうですか、このパッショナブルなレポート!
「あーーそれが知りたかったんじゃー!」というかゆいところに手が届く感じ!!
このレポート読んで俄然新実写2が楽しみになりました!!
Thank you, Matt!!
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